※ 警告

このSSはオリキャラと士郎の二人を主人公としたSSで

かつ、一部のキャラの性別や性格が変わっています。

そんなこと気にしねえよ、という剛毅な方はこのまま読み進みください。

オリキャラが主役は嫌だ、という方、士郎SIDEだけ読んでも大丈夫なようになっていますので

そちらのほうをお読みください。

なお、このような未熟なSSを読んでいただけて感想などがあれば

このSSが掲載されているHPのBBSへお願いします。

 

 

 

 



 

 

                    Fate/stay night

                               欠陥魔術師

                       第一章 第一節 「始まりの日」

 

 

 



 

 

 

夜の学校。

普段ならばこの時間この場所には人がいないはず

しかしその日に限っては別だった。

広い校庭で赤と青の人影が互いに手にする光をもって鎬を削る。

幾度も交差し、幾度も弾かれながらもその光はやむことがない

しかしそれも何度目かの交差で終止符を打つ。

青い方が手にした光―――槍を下段に構えた時に周囲の気配が一変した。

その急激な変化に耐えられなかったかのように不意に何者かが二人の戦場に乱入する。

 

「誰だ!!」

 

突然の乱入者に対し、槍を持った男が誰何すると

その声に弾かれたかのように乱入者は校舎の中へと逃げていく。

青い人影は目の前の赤い男に目もくれずに乱入者を追いかけ。

赤い人影はその二人を追わずにその場にとどまる。

それを離れた場所で伺っている一組の男女。

 

「アーチャーが召喚された、後はセイバーだけだがどうする?

この場で始めるか?」

「いや、もう少し様子見だ・・・・」

 

行くぞ、ともうそこに用はないとばかりに男はその場を後にする。

やれやれとばかりに女はため息混じりに呟き男の後を追い校舎へと入る。

 

もうすぐ、あと少しで始まる・・・・・

 

唯一つの聖杯を求めた魔術師達の宴・・・・

 

聖杯戦争が・・・

 

 

 

SIDE 士郎へ

 

SIDE 空戒へ