魔術師、オルク・アンダーウッド。

それが今目の前にいる男であり、捕獲対象。

他にも二人いるが、片方はヤツのサーヴァントであるキャスターだろう。

もう片方は、少なくとも普通の人間ではないな……。

 

『捕獲などでいいのか、お前は……』

 

ザザッ……

頭にノイズが走ると共に声が聞こえてきた

 

ぐっ……!

なんだ。誰なんだ、この声は……。

 

『渇くのだろう、お前の魂が』

 

何処かで聞いたことがある、だが聞いたことがない声。

その声は老人の声であり、子供の声でもあり、男の声でもあり、女の声でもある。

そのいずれでもありそのいずれとも異なる、しかしそのどれもが囁き叫ぶ……。

 

『殺せ、命を喰らえ』

 

止めろ……、俺の内に入ってくるな!!

 

『お前が生きるために必要なことだと忘れるな』

 

……生き…る、ため……に

煩い……俺に干渉するな……

 

『このままでは死ぬことになる』

 

……死、…ぬ……

死ぬのは、嫌だ、厭だ、いやだ、イヤダ、否だ、嫌だ……!!

 

『死にたくなければ奪え……』

 

……奪、う……

 

『目の前に在る、命を、奪い尽せ』

 

その時、既に捕獲という文字は殺戮に書き換えられていた。

そうだ、ヤツのやり方は気に入らない。ヤツがここに居るのも、ヤツが魔術師だということも、

ヤツがマスターだということも。

何よりもそんなヤツが今生きていることが、存在していることが気に入らない。

俺は「  」だというのに……。

 

『殺せ、壊せ、崩せ、侵せ、犯せ、喰らい尽くせ』

『そして我等の糧に』『命を繋ぎ止めろ』『殺せ』『コロセ』『ころせ』

 

そうだ、殺してしまおう。そしてやつの命を喰らおう。

簡単なことじゃないか。捕獲? 生かす?

何故そんなことをしなければならないんだ……。

生者を殺し、命を喰らう。そんなことはいつもやってきた簡単なことじゃないか。

簡単なことなら楽しまないとな……。

 

「さあ、魔術師。貴様の死力を尽くせ。俺を楽しませろ」

 



 

 

Fate/stay night

欠陥魔術師

序章 第四節 「混沌、垣間見る暗き淵」

 

 

 



 

 

SIDE 綾子

 

「あ゛〜くそ」

「ど、どうしたんですか主将。そんなに唸ったりなんかして」

 

唸ってるって……。まあその通りだけどさ、あたしゃ犬かなんかかっての。

この娘――間桐に悪気がないのは分かっちゃいるけどさ……。

 

「なんでもないよ。ただ空戒の弁当とあたしの弁当を間違えちゃってさ。

あたし用の弁当はちゃんと作ってあるし自信作だったんだけど、空戒用のがね……」

「あの……、それってそんなに酷いん、ですか?」

「キャベツの芯のサラダ、あたし用に作った鳥の照り焼きの皮、賞味期限が○日過ぎてる牛肉とか、

釜の底にこびり付いたようなご飯とか……まあ、言ってみれば残飯……」

「え……。い、幾らなんでもそれはちょっと……」

 

ん? 何がちょっとなんだ? ああそうか、確か間桐って衛宮ん家で料理とかしてるから

そういうのが気になるのか。

 

「大丈夫だよ。賞味期限なんてのはただそれが一番美味しい時期だってだけで、消費期限さえ

切れてなきゃ大丈夫だって、それ位は」

「い、いえ。そういうことじゃなくて」

「大体空戒のヤツの料理の基準なんて、食えるか食えないかなんだから」

 

あいつの鋼鉄の胃袋と合金製の舌の前には、フランス料理のフルコースだろうがなんだろうが、

安くて早くて量があればドッグフードと猫缶の山だろうと変わらないんだから。

 

「もしかしてさっきから唸ってたのってソレを食べたからなんですか」

「不味くたって食べれるんだ、捨てるはずないじゃない」

「あ、あはは。胃薬貰ってきましょうか?」

「いい、もう落ち着いてきたから……」

 

にしても空戒のヤツ、あんな理由でいきなり部活サボるなんていい度胸じゃないの。

明日は覚悟しろよ……。

 

 

 

 

 

SIDE オルク

 

私を、私を殺す? 誰が、どうやって? 一体、何故?

分からない、判らない、解らないわからないワカラナイ……。

こいつか? この若造か?

ふざけるな……、ふざけるな、フザケルナ……!!

 

「我が上にありしは月の女神、其の加護の元にありしは夜の獣

幾百幾千幾万の牙を持ち、幾百幾千幾万の爪を持つもの

汝らの牙を持って彼の者等に喰らいつけ

汝  アルテミス・ハウンドの爪を持って彼の者等を引き裂け
「“月の女神の猟犬”!!」

 

口慣れた詠唱を唱え、体は覚えた動作を繰り返し、ヤドリギを取り出していた。

そのヤドリギは此処に来てから何人もの血と肉とを苗床にして育った、赤黒く染まった月齢六日の

樫の木から採った最高のヤドリギ。

そのヤドリギを目の前の男に投げつける。

途端、周囲の影を取り込みながら、しだいに一つの形を作り出す。

そうだ、私にはこれがある。私がカバラのゴーレムの応用で作り上げた影の獣――
    アルテミス・ハウンド
“月の女神の猟犬”。私の最高の使い魔。

だが、まだ魔力が足りん。

 

「キャスター!! 何をしている、さっさと奴の動きを止めんか!!」

「無理です、今の私では彼の動きを止めることなど出来ません」

「サーヴァントだろうが! 無理でもなんでもっさっさとやれ!!」

 

右腕に熱さと痛みが走り、令呪が一つ無くなる。

遅い。なんて遅さだ。動きを止めるだけで時間をかけすぎだ。

だが、そんなことはどうでもいい。私の影犬が完成するまでの時間稼ぎ……

 

 

「遅い」

 

 

ゴギッッ!!

 

「ひぎゃぁああぁぁあぁあ!!」

 

「煩い奴だ、たかが膝が砕けただけだろうが」

「あ、あが、ぎぐげあ、キ、キャスター!! 貴様・・・!!」

「だから無理だといったでしょう、愚かな男」

 

使い魔が……たかが使い魔のくせに私に歯向かうのか……!!

くそ、くそ、くそ! くそーーー!!

どいつもこいつも私のことを見下しおって!!

あの女もそうだ。戦うこと以外に能がないくせに、この私の魔術をこともあろうに……

 

「詠唱から発動までに時間がかかりすぎる。それではただの影遊びでしかない」

「き、貴様今なんと言った・・・・」

 

こいつもか、こいつも私の魔術を影遊びというのか……!

 

「キャスター、貴様の持った全ての魔力を私の影犬に注ぎ込め。……これは命令だ!!」

 

右腕が再び熱と痛みを伝えてくる。だが構ってなどいられない。

さっさと影犬を完成させてこいつを殺してしまわないと、私が殺されてしまう……。

 

「クッ!アアァアァァァァアア!!」

 

キャスターが悶え苦しむ。いい気味だ。私を見下した当然の報いだ。苦しみぬいて影犬の糧になってしまえ。

 

「くひ、ひひひ、ひひゃははははは」

 

もっとだ。もっともっと、もっと吸い上げろ影犬……!!

 

「やれ、影犬! そいつを喰らい尽くせ!!」

 

オオオォォォッ!!

 

「ふん、どんなに大きくなろうとも所詮は……」

 

ガアアァァァ!!

 

奴の頭から喰らおうと影犬が飛び掛る。

殺った……!!

 

「影遊びに過ぎん……」

 

ボンッ・・・・

 

「は、はは。なんだそれは、何なんだソレは!!

 

 

 

 

SIDE 空戒

 

ヤツのサーヴァント、キャスターが苦しみだすとヤツの影犬の大きさが倍近くに膨れ上がる。

随分と多く魔力を詰め込んではいるが――ただそれだけのことだ。

やはり影遊びは影遊び。

もともとケルト魔術とは違う系統の魔術を組み込んだ紛い物だ。

 

「やれ、影犬! そいつを喰らい尽くせ!!」

 

オオオォォォッ!!

 

瞬間的に影犬が飛び掛ってくる。

 

「ふん、どんなに大きくなろうとも所詮は……」

 

左眼がうずく。外せ、忌まわしい戒めを外せと叫び続けてくる。

いいだろう、解き放ってやる。そして思う存分喰らえ。少しでもその空の底を満たせ。

この程度の魔力の塊では少しの足しにもならんだろうが、仕方がないか。

 

ガアアァァァ!!

 

左眼を覆う眼帯に手を伸ばし、毟り取る。

 

「影遊びに過ぎん……」

 

ボンッ・・・・

 

眼前に迫ってきた影犬が爆ぜ消える。

……不味い。

 

「は、はは。何だそれは、何なんだソレは!!

 

ヤツが言っているのは十中八九左眼のことだろうが、答えてやる義理は無い。が、

 

「終わりか。この程度か。もっと足掻いて見せろ。俺を楽しませろ魔術師」

「ヒッ! よ、寄るな。寄るんじゃない化け物!!」

 

服の内からヤドリギを取り出し投げつけてくる。

それは魔力なぞ何も込められていないただの木片にすぎない。

 

「キャスター!! 私を助けろ……!」

「ええ、いいわよ。すぐに、助けてあげる……」

 

ドスッ……

 

「っひ? な、に……キャス、ター。貴様、なぜ……」

 

先ほどまで影犬に魔力を吸い取られ続けていたキャスターが、弱っているにも拘らずしっかりとした手つきで

奇妙な形の短剣を構え、その短剣を魔術師の背中へと突き刺していた。

 

「もう貴方に……令呪は、無い。……なら、従いなど、しない」

「ふん、己のサーヴァントに引導を渡されるか。……無様だな」

 

所詮、クズにはクズの死に方しかないか。

 

「お、のれ……」

「さようなら、マスター」

 

ズルッ……

 

短剣の刃が背から抜け、支えを失った魔術師が崩れ落ちる。

だが、まだ魔術師はかろうじて生きてはいる。

 

「おい、まだ死ぬなよ魔術師」

 

グイ、と首を掴んで目線を合わせる。

 

「魔術師、俺の左眼に何が『視える』」

 

 

 

SIDE ランサー

 

んだよこの化け物は。こんなんありか!?

何したのか知らねえが、一瞬で影犬を消しやがった……

あの影犬は中途半端だったが、ようはオレやらキャスターなんかと同じ原理で出来た擬似的な生命体。

おまけに溜め込んだ魔力の量はサーヴァント一体分。

そんだけの魔力の塊を消しやがった。どんな隠し玉持ってるのか知らんが、こりゃまずいな。

正面から殺りあったら、こっちが消されちまうかもしれねえ……。

気は乗らねえが、今のうちに殺っといたほうがオレやマスターのため、か。

許せよ、空戒……。

 

ギィンッッ!!

 

「テメエ……、どういうつもりだ」

 

せめて一撃で終わらせてやろうと槍を取り出した途端に攻撃してきやがったのは、

さっきまで一言も話さなかった金髪の魔術師。

 

「くだらんことをするでないわ、この駄犬が」

「テメエ、今なんて言った。この腐れ魔術師」

「ほう、この我(ワタシ)を魔術師などといっしょにするとわな」

「んだとこら、なら何なんだよ」

 

待ってましたといわんばかりに腕を組んでふんぞり返る金髪。

 

「我(ワタシ)の名はギルガメッシュ、この世界の王にして最古の英雄王。覚えておくがよい、光の御子よ」

「貴様、なぜオレのことを知っている!? いや、それよりも英雄王だと。貴様もサーヴァントか!?」

 

クソッタレ、まさかこんな所でたて続けにサーヴァントと遭遇するたぁ、運が悪いにも程があんぞコラァ!!

おまけに、こいつはオレのことも知ってやがるみてえじゃねえかよ。やりにくいにも程ってもんがあるぞ。

ここで戦うか? いや、それだと空戒に俺の手の内を明かすことになる。

なら逃げるか? ……ハッ、冗談じゃねえ! こんな面白そうなの目の前にして逃げれるか。

 

「確かに我(ワタシ)はサーヴァントだ。ただし前回の聖杯戦争の頃から現界しているがな」

「なるほど。となりゃ、テメエが前回の勝者ってわけか」

 

そういうことなら、元からするつもりなんざねぇが、様子見なしの全力だ。

 

「前回から生き残ったとこ悪いが、ここで死んでもらう」

「ほぉ、この我(ワタシ)を相手に勝てるとでも……。待て、面白いことが始まるぞ」

「あん? 面白いことだぁ? なんのこ……っ!!」

 

さっきと同じ、しかしそれよりもさらに濃い『混沌』とした気配。

なんなんだよチクショウが!

 

「おい、ギルガメッシュ。なんなんだよあれは。テメエ知ってんのか!?」

「いちいち吼えるな。あれはただの『泥』に過ぎん。それも器から零れた、な」

 

『泥』

 

それはまさにそう表現するのにふさわしいモノだった。

 

「あの『泥』を被った者がいたとはな。それも言峰のそれとは違い、更に濃い。

面白い。何故あのような脆弱な器にあれほどの濃い呪いの『泥』が収まっているのか」

 

面白い? これが面白いだぁ?

ふざけんじゃねえぞ。こちとらさっきから嫌な感じしかしねえってのに。

だが確かに、なんで魔術師といえどもただの人間に、あんな濃い呪いの塊みたいなものが

収まってやがるんだよ。

 

「ぼけっと見てないでさっさと止めてきなさい。この金食い虫」

「ぬおぅ!!」

「ひゃう!!」

 

な、なんだ? 誰だ、こいつ?

なんで修道服? というより、何時の間にオレの後ろ取りやがった!?

 

「さっきから体が疼いて仕方ないのよ。さっさと止めてこないと、今日もマーボーに……」

「いくぞ番犬!! 早く止めねば大変なことになる。周りがどうなろうと小娘がどうなろうと、あれだけは……

あれだけは絶対にまずい!!」

 

かなりあわてた様子のギルガメッシュ……。

マーボーってのは本当に食い物なのか?

                                                                              

                             ポルコカーネ                                                            「貴方もさっさと行きなさいPorcocane

「んだとこらテメエ今なんて言った!!」

「さっさと行けと言ったのよ。分かったら行きなさい」

 

クソッ! なんだよ、こいつは。

まあいい、今は空戒のほうが先だ。

 

「テメエ、誰だか知らねえが後でぜってぇシメる。覚悟しとけ」

「ええ、出来るものならご勝手に」

 

このアマ絶対に泣かす。クソッタレ。今日は妙にムカつく日だ。

 

 

SIDE オルク

 

影犬が、最高の使い魔が……

馬鹿な……バカなバカなバカな!!

そんなことある筈がない。そんなバカなことあってたまるか!!

それに、あの眼だ……。

あの左眼、なんなんだあれは。

あれはこの世界に在っていいモノじゃない。あれはヒトが持っていてはいけない。

このままでは、私はあの眼に……

 

 

『喰われる』

 

 

「キャスター!! 私を助けろ……!」

「ええ、いいわよ。すぐに、助けてあげる……」

 

ドスッ……

 

「っひ? な、に……キャス、ター。貴様、なぜ……」

 

なんでだ。何で私が私の使い魔に刺されなければならないんだ。

何で使い魔が主である私を裏切る……。

 

「お、のれ……」

 

地面が見える。世界が九十度傾いている。何のことはない、私が倒れているだけだ。
                              
いのち
腹と背はキャスターに刺された後からもトクトクと血液が流れ落ちていく。

死ぬ、のか。それもいい。この私を活かせん世など、もう、どうで、もいい……

 

「おい、まだ死ぬなよ魔術師」

 

グイ、と首を掴んで目線を合わせられる。

まだ何かあるのか? 私は早く死にたいんだ。

 

「魔術師、俺の左眼に何が『視える』」

 

なにが? いったい、な、に……

 

『私のカラダ、返して……』『憎い、にくい、ニクイ』『かえらないとまたおかあさんにおこられる』

『おにいちゃんにおいてかれちゃうの』『痛いよ、イタイヨ、いたいよ』『妻が待っているんだ……』

『くるしい、苦しい、クルシイ』『裏切り者、何でお前が』『怖いよ、たすけてぇ』『殺してやる……殺して』

『嫌、私はまだ死にたくない』『ぎゃぁぁぁぁ!!』『悪魔、悪魔ぁぁ!!』『いや、嫌、厭、イヤァァア!!」

『助けて、お父さん、お母さん』『やめろ、やめろーー!!』『ぐぎゃあぁぁあ』『人殺しーーー!!』

 

なんだ、これは。何なのだ、こいつ等は……

 

「貴様が殺してきた者とそうでない者とが入り混じった地獄だ」

 

地獄。嫌だ、こんな所には逝きたくない。死にたくない。

 

「無駄なことはするな。こいつ等はもうお前のことを引き込むつもりだ。逃れることは出来ん」

「あ、くあ、悪魔。きさ、ま」

「本物の悪魔は、少なくとも俺よりは慈悲深いだろうな」

 

ゴポッ……

 

ヤツの左眼から『泥』が零れ落ちてきた。

『泥』が何かを訴えてくる。

 

死ネ、シネ、しね、シネ、死ね、シね、死ネ、しね……

死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                         死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                   死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                 死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ    死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                          死ネ                            死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                               死ネ死ネ死ネ死 ネ死ネ死ネ死ネ                                                                                  死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                                     死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                   死ネ死ネ                                           死ネ死ネ死ネ死ネ                                    死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                死ネ死ネ死ネ死ネ                                                       死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                    死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                               死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死                                                      ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                        死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                    死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                                             死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                                   死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                死ネ死ネ死ネ死ネ                                                死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                               死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                               死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                                                            死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ                                                                                                                                                                                                                                       死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ死ネ

 

………………………

…………………いやだ……

死にたく……ない……

 

グジュ……

 

それが最後に聞いた音だった。

 

 

つづく・・・


はい、というわけで、拳鬼さんから「Fate/stay night 欠陥魔術師」の序章の6を貰いました。

やー、すごいですね。オリジナルの魔術師に、魔術。それをあっさり打ち破る主人公の能力。おまけに何故かカレンも出てくる始末。

どういう状況ですか、これは。

とりあえず、こんだけ色々やっててまだ序章ということにびっくりです。まだ聖杯戦争すら始まってないですよ。

続きを期待して待つことにいたしませう。

拳鬼さんへの感想は掲示板へどうぞ。

 

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